スペースとインデントを使う
読みやすいコードを書くためには、スペースとインデントをうまく使用しなければなりません。
スペースとは?
スペースとは、文字と文字の間の空白のことです。
読みやすいコードを書くためには、適度にスペースを挿入しましょう。
今回は、同じ型の変数を連続して定義するときを、例とします
(悪い例)
int a,b,c;
(良い例)
int a, b, c;
あなたにとって、どちらが見やすかったですか?
PTには後者のほうが見やすいです。
前者は文字がぎゅうぎゅう詰めになって読みにくい、と思ったのでは?
今回は目変数名が1文字でしたが、変数名が長い場合は読めません。
仮に自分が読めたとしても。他人は読んでくれません
(変数名については、ステップ2 : ネーミングセンスを磨く、で説明します)
ページの都合上空白の部分を多めにとってありますが、
実際の空白は半角スペース1字分で結構です。
だからといって適当にスペースを使えば、逆に読みにくいコードになります。
(悪い例)
int a, b , c;
読みにくい。 嗚呼、読みにくい。
では、どうすれば読みやすくなるのか?
もう一度、良い例を見てみましょう。
(良い例)
int a, b, c;
勘のいい人は気づいたかも知れませんね。
このスペースの入れ方には規則性(統一性)があるのです。
変数名 ,(カンマ) 空白
という、3つが規則的に並んでいるから読みやすいのです。
つまり、変数名の後には,(カンマ)。 この間に空白を入れない。
,(カンマ)の後ろに、空白。 半角スペース1字分。
言葉にするとこんな感じです。
注意:
スペースの挿入は、区切りを挿入することです。
abc という変数を宣言するとき、
int abc; ○
int ab c; ×
となります。
理由は、b と c の間を区切っているからです。
逆に、演算子を書くときは区切りましょう。
int a + b; ○
int a+b; △
エラーは出ませんが、やめましょう。
理由は、演算子は区切っても大丈夫だからです。
つーか、区切らねぇと読みにくいコードだよ。
というわけで、演算子は区切りましょう。
演算子を区切らないと、エラーの原因にもなります。
インデントとは?
インデントとは、行の先頭位置を右側にずらすことです。
インデントを挿入するには、Tabキーを押します。
今回は、関数を定義しその中で処理を分けるとき、を例にします。
(悪い例)
void Func1(int a)
{
while(--a)
{
if(a == 0)
Func2();
else
Func3();
}
}
(良い例)
void Func1(int a)
{
while(--a)
{
if(a == 0)
{
Func2();
}
else
{
Func3();
}
}
}
これに説明いるかなぁ。
まぁ、あえて書くなら
ブロックごとにインデントをつける。
ブロックとは、関数の入り口、 if文、 while文、 などなど。
こういったインデントはコンピューターが勝手にやってくれるから、あんまり神経質にならなくてもいいです。
人によっては、if文などを
if(a == 0) {
Func2();
}
と、書いたりします。
どちらが正しいとはいいませんが、上のほうが見やすいと思いませんか?